ハッピィ・エンジニアリング書籍全原稿

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ハッピィ・エンジニアリング 新しいシステム開発の処方箋

システム開発は敗者のゲームである!!

ハッピィ・エンジニアリング表紙

 

 なぜ我々は常に敗走を重ね、デスマーチに加わらなければならないのか。なぜ我々は達成感や満足感と無縁なのか。そして、どうしたら幸せになれるのか。

 

 日本におけるシステム開発プロジェクトの病巣に鋭い筆致で切り込み、現場からの解を導くはじめての書。CIOやプロジェクトマネージャ、情報システム担当者、SE必読の一冊!!

 

ソフトバンククリエイティブ (2006/5/31) 308ページ
吉田智彦

 

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ハッピィ・エンジニアリング本文記事一覧

序章 明るい未来に向かって ハッピィ・エンジニアリング

 SIベンダのプロジェクトマネージャは、怒りを顔に出さないようにするだけで精いっぱいだった。出席している定例ミーティングでは、今まさに、プロジェクトを存続するかどうかの話し合いが行われている。 そのプロジェクトは、誰が見てもうまくいっていないことが明らかだ。テスト工程に入ろうという時期にまだ仕様が確...

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序文 ハッピィ・エンジニアリング

 「見えないものは管理できない」と言われる。システム開発におけるプロジェクトマネジメントというのは、この格言に対する挑戦だともいえる。 建築物と違ってソフトウェアには形がない。したがって、システムができあがって実際に利用される段階になるまで関係者に「見える」形が現れない。機能という無形の完成物を目標...

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第1章 初めに ハッピィ・エンジニアリング

実践なければ証明されない。証明なければ信用されない。信用なければ尊敬されない。大山倍達

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第2章 呪われた運命からの脱却 ハッピィ・エンジニアリング

 本書はすでに記述したとおり、プロジェクトを円滑に推進させるために必要なプロセスを明確に定義し、プロジェクトメンバそれぞれが果たさなければならない役割を果たすという、システム開発プロジェクトの王道そのものについて書かれたものである。 しかし、プロジェクトについて知るためには、システム開発の文化的背景...

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第3章 プロジェクトの登場人物 ハッピィ・エンジニアリング

 プロジェクトを円滑に推進するためには、プロジェクトメンバそれぞれの立場・権限・責任を明確にする必要がある。そして、その中から発生する対立関係を乗り越え、プロジェクトメンバが一丸となってゴールに向かって突き進む必要がある。 そこで本章では、一般的な業務システム開発プロジェクトの利害関係者を分類し、な...

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第4章 ITガバナンス ハッピィ・エンジニアリング

 今まで、コンピュータシステムは、あまりに聖域化しすぎていた。しかし、コストダウン要求からくる業務効率化の観点では、すでにシステム投資のサイクルは数巡したこともあり、最近になってようやく「情報システムはビジネスの重要な一部であるが、同時にごく一部であり、決してビジネスそのもの以上に優先するものではな...

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第5章 コミュニケーション ハッピィ・エンジニアリング

 システム開発において、コミュニケーションの重要性は言うまでもないだろう。プロジェクトにおいて発生するさまざまな問題をさかのぼれば、コミュニケーションを原因とするものが多く含まれているはずだ。 コミュニケーションの手段は、会話と文書に分けることができる。会議などは、その両方を用いた手段である。会話(...

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第6章 標準化 ハッピィ・エンジニアリング

 ユーザ企業がシステムを調達するうえで重要なことは、どのようなシステムをどのSIベンダから調達しても、成果物の品質が均一化されていることである。品質はレビューとテストで高まるという誤解があるが、実質的には各工程における作業プロセスにより作り込まれるものである。 品質の均一化を実現するために必要不可欠...

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第7章 要件定義 ハッピィ・エンジニアリング

 「使えないシステム」が生まれる原因のほとんどは、要件定義の軽視や、要件定義とシステム設計という工程において必要不可欠な「一貫性」が失われていることである。「2.1 丸投げ文化」に記載した、設計と製造の分離を行ううえでは、要件定義とシステム設計における一貫性を維持することが必須となる。さらに、受発注...

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第8章 プロジェクトマネジメント ハッピィ・エンジニアリング

 過去において、業務システム開発の世界では、プロジェクトマネジメントは誰にでもできるといわれていた。ところが、技術革新、個々のシステムの複雑化、業務自体の変化などにより、失敗するプロジェクトは後を絶たない。そのため、昨今ではようやくプロジェクトマネジメントの意義に対する理解が進み、PMBOKやCMM...

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第9章 プロジェクト計画 ハッピィ・エンジニアリング

 プロジェクトマネジメントについて書かれた本には、プロジェクトの失敗原因の多くは、プロジェクトの初期段階における計画が不十分であったことと記述されている。これまで、ゴールを明確にし、共有することがプロジェクト成功へのスタートであると述べてきた。まずは、プロジェクトのゴールと、ゴールへ至る最短距離の道...

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第10章 スケジューリングと進捗管理 ハッピィ・エンジニアリング

 中堅ソフトハウスのA社は、大手メーカーB社の下請けとして、事業会社C社の多数のシステムを手がけてきた。あるとき、B社の担当者が異動することになった。後任となった営業マンは、前任者と比較してそれほど熱心ではなかった。そのため、C社のシステム担当者は、今まで以上に小回りの利くサービスをA社に求めること...

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第11章 リスク管理 ハッピィ・エンジニアリング

 大手の染料メーカーであるA社は、経営の多角化により、商品ラインアップを強化するとともに、営業プロセスの見直しを行った。その一環として、販売管理システムをリプレースすることにし、大手SIベンダのB社にシステム開発を依頼した。 営業管理プロセスの確定が遅れ、営業状況のデータを集計する機能の仕様確定が行...

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第12章 品質管理 ハッピィ・エンジニアリング

 大手SIのA社では、殿上人の事業部長様がプロジェクトの最初と最後だけおでましになり、プロジェクトメンバに訓示をする。 「我が社が信用を得るには、高い品質が不可欠です。入念なレビューと十分なテストによって、お客様に高い品質のシステムを提供できるよう、心して作業してください。期待しています」  雲の上...

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第13章 変更管理 ハッピィ・エンジニアリング

 プロジェクトはおおむね順調で、製品リリース期に入りシステムもだいぶ安定してきた。テストの消化率・バグ解消率も順調に上昇していたある日、SIベンダのプロジェクトマネージャはエンドユーザからこんな要求を受けた。「電話番号だが、携帯電話番号を入力されると困るので、チェックを入れてはじいてほしい」 携帯電...

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第14章 プロジェクトの火消し ハッピィ・エンジニアリング

 本章では、「火がついたプロジェクト」を正常化し、システムを運用開始させるためにアサインされた「火消し役」のプロジェクトリーダが、プロジェクトを運営していく方法論について記述する。 当然のことながら、ここで書かれている内容は、「火がついていない」プロジェクトでも有効に活用することができる。スムーズに...

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謝辞 ハッピィ・エンジニアリング

 本書を執筆するにあたり、多くのご指導・ご支援を頂戴した。ここに感謝の意を込めて、ご紹介させていただきたい。 本書を執筆するにあたり最初に考えたことは、自分のこれまでの仕事を評価してくださった方に序文をお願いしたい、ということであった。そこで、これまでに多くのプロジェクトをご一緒させていただいた吉村...

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