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4.1. システム開発発生の経緯

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 まずは、過去におけるシステム開発プロジェクト発生の経緯を、システムの用途により分類し確認してみよう。システムは、以下の4つに分類される。

  1. 管理系システム
  2. 基幹系システム
  3. 戦略系システム
  4. 業務系システム

 

管理系システム

 管理系システムとは、経理・人事など企業経営の中で必須のシステムのことである。これらは一般的に、会計制度やフレックスなどの制度変更のタイミング、ハードの陳腐化などにより数年周期で更新されるシステムである。このようなシステムは、経営の中・長期計画によりリプレースが計画され、プロジェクトが発生する。

 

基幹系システム

 基幹系システムとは、ユーザ企業の業種・業態のメインになるシステム群である。業態によりまったく異なるジャンルのシステムの連携から構成されることもある。航空会社を例に挙げると、運航管理やチケット販売などを基幹系システムに分類することができる。
 このようなシステムは経営戦略〜事業戦略〜システム戦略と流れ、プロジェクトが発生する。

 

戦略系システム

 戦略系システムとは、他社に比して戦略的に優位に立つためのシステムのことである。1980年代後半にSIS(Strategic Information System:戦略情報システム)として出現した。情報システムを企業戦略に活用し、企業競争力を強化することを目的としている。システムそのもので優位に立てない場合には、なんらかの営業戦略や経営戦略などをサポートする。経営情報をリアルタイムに参照するような経営支援の観点のもの、顧客囲い込みのためのCRM(Customer Relationship Management:One To Oneマーケティングに代表されるような、企業と顧客との間に長期にわたり継続した親密な取引関係を構築することを目的としたシステム)や販売データを分析するデータウェアハウス、物流業界における荷物の追跡システム、製造業における調達プロセスを最適化するためのSCMなど、実際のシステムは多岐にわたる。

 

 このようなシステムは経営戦略〜事業戦略〜システム戦略と流れ、プロジェクトが発生する。

 

業務系システム

 業務系システムとは、業務上の必要性から開発するシステム群である。一般に小規模であり、部門のニーズのもとに部門内システムとして開発されることが多い。EUC(End User Computing:システム開発や運用を業者に委託せずに部門内で行うこと)などで開発されることもある。現在は全体最適化、業務の一貫性、保守の継続性などの観点から否定的に扱われることが多い。このようなシステムは、業務ニーズの発生とともに部門内でプロジェクトが発生する。

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