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第8章 プロジェクトマネジメント

ハッピィ・エンジニアリング表紙

 過去において、業務システム開発の世界では、プロジェクトマネジメントは誰にでもできるといわれていた。ところが、技術革新、個々のシステムの複雑化、業務自体の変化などにより、失敗するプロジェクトは後を絶たない。そのため、昨今ではようやくプロジェクトマネジメントの意義に対する理解が進み、PMBOKやCMMIなどの知識体系が一般化しつつある。

 

 しかし、現実のプロジェクトでは、プロジェクトマネジメントの目的を明確にしないままに、経験、勘、度胸という旧態依然のプロジェクトマネジメントが行われている。さらに、PMBOKやCMMIなどの技法を中途半端に取り入れることで、ますますプロジェクトマネジメントの目的と乖離しているのが現状である。

 

 プロジェクトマネジメントの重要性が高まる中、プロジェクトマネジメントの目的は何なのか、プロジェクトマネジメントを行うことで何を達成するのか、ということを改めて認識する必要があるだろう。

第8章 プロジェクトマネジメント ハッピィ・エンジニアリング記事一覧

8.1. 経験、勘、度胸 ハッピィ・エンジニアリング

 昨今において、技術者のレベルダウン以上にプロジェクトマネージャのレベルダウンを問題視する必要があるだろう。システム開発に関わる人間が一番信用しないのが、「私はプロジェクトマネジメントができます」という人間である。彼らの話をよくよく聞いてみると、ほとんどが下請けにいいかげんな指示を出して仕事をさせて...

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8.2. プロジェクトマネジメントの現実 ハッピィ・エンジニアリング

 方法論なきプロジェクトマネジメントは、管理そのもののあり方を否定しているといえよう。プロジェクトマネジメントは、プロジェクトをスムーズに進め、QCDを満足させるために行うべきものである。しかし現実に目を向ければ、たいていのプロジェクトは「管理のための管理」のような百害あって一利なしという状況である...

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8.3. プロジェクトマネージャの役割 ハッピィ・エンジニアリング

 プロジェクトの最終責任を負うのが、プロジェクトマネージャに課せられた使命である。プロジェクトが失敗に終わらないように運営していくことが、プロジェクトマネージャの役割である。 技術者の仕事との大きな違いは、常にプロジェクト全体を意識し、なんらかの見込みをつけながら作業を進めていくことである。技術者で...

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8.4. KKD(経験・勘・度胸)からの脱却 ハッピィ・エンジニアリング

 プロジェクトマネジメントを成立させるうえでは、KKDという価値観を捨て、安易にKKDを容認しないことが最重要課題である。そのためには、KKDという価値観とプロジェクトマネジメントが本質的に異なるものであることを認識しなければならないだろう。 日本のシステム開発におけるプロジェクトマネジメントがKK...

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8.5. プロジェクトマネジメントを浸透させるために ハッピィ・エンジニアリング

 本来のプロジェクトマネジメントを浸透させるためには、プロジェクトマネージャへの徹底した再教育と、プロジェクトマネジメントプロセスの標準化が必要である。 しかし、その一方でシステム開発プロジェクトに最適なマネジメント体系が存在しないことも事実である。PMBOKはプロジェクトマネジメントのスタンダード...

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